AKANEがNHKのテレビ番組で紹介されました。
2024年11月21日午後6:30~午後6:59
NHKの「ギュギュっと和歌山」にてAKANEが紹介されました。
NHK わかやまアーカーブスでは、「和歌山のあかね材 世界へ」や「広がる虫食い木材の活用」などに関して放映。虫の食害を受けた木材は「あかね材」と呼ばれ和歌山では長年、問題となってきました。こうした中、田辺市のグループや建築家の隈研吾さんがあかね材を使ったテーブルや椅子などの製品化を進めています。被害の広がりと活用の取り組みについてお伝えします。
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ギュギュっと和歌山(和歌山のあかね材 世界へ)
番組概要
この椅子は「あかね材」と呼ばれる虫食いの木材を使用しており、日本を代表する建築家である隈研吾氏がデザインを手掛けました。あかね材が注目されるまでの経緯として、昭和55年に放送されたNHKの特集で和歌山県小川町の杉林における虫食い木材の調査が取り上げられました。特に杉やヒノキを食害する昆虫が急増し、木材の価値が大きく損なわれる問題が深刻化しています。この問題の背景には、枝打ち作業の不足や林業の衰退があり、木材の手入れが十分に行われず、虫害が拡大している状況があります。
2024年5月には、パリで開催された講演会で隈研吾氏が和歌山のあかね材活用について語り、サステナビリティを重視した家具作りの重要性を訴えました。この講演を契機に、和歌山の若い世代があかね材の利用を推進する運動を始め、地域から世界へと広がりを見せています。隈研吾氏のデザイン哲学は、自然の美しさを尊重し、過度な加工を避けることで、あかね材の持つ可愛らしさを引き立てることにあります。
この取り組みは、地域の森林保護と林業の活性化に寄与するとともに、独自のデザインとして国内外で注目を集めています。
あかね材が個性の一つとして受け入れられ、持続可能なデザインとして評価される時代に向けて、今後もさらなる発展が期待されています。